452 El Salvador Los Pirineos Pink Bourbon NEW

販売価格 2,376円税込
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"Coffee is the industry of friends."
134年の歴史と、受け継がれるコーヒーへの情熱


Los Pirineos

Philocoffeaにご来店いただき、ありがとうございます。
エルサルバドルのコーヒーのご紹介です。生豆の数量少なく、店舗限定にしようかと悩んでいたのですが少しだけWEBSHOPでも販売いたします。

 

エルサルバドルのTecapa火山の山脈、BerlínとSantiago de Maríaという2つの町の間に位置するLos Pirineos農園。標高1,300〜1,600mの高地に広がるこの農園は、フランスとスペインの国境にそびえるピレネー山脈に景観が似ていることから、その名前が付けられました。山の頂上から見渡すような壮大な景色が広がり、どこまでも続く空と山々に囲まれた、美しい場所だそうです。


この農園でコーヒーづくりを続けてきたのは、Baraonaファミリー。134年以上にわたってコーヒーを生産してきた歴史ある農園で、最初に植えられたコーヒーの木やシェードツリーは、グアテマラのAntiguaから持ち込まれたものでした。現在ではエルサルバドル最大の民間種子バンクを所有し、80種類以上ものコーヒー品種の種子や苗木を保存しています。長い歴史を守りながら、新しい品種や栽培の可能性を探り続けている農園です。


現在、農園を率いているのはDiego Baraonaさん。父であるGilberto Baraonaさんの想いを受け継ぎ、スタッフとともに日々のコーヒーづくりに取り組んでいます。Gilbertoさんはエルサルバドルのスペシャルティコーヒーを牽引してきた生産者のひとりで、2018年には同国のCoffee Farmer of the Yearに選ばれました。自身の農園の品質向上だけでなく、小規模生産者がバイヤーへ直接コーヒーを販売できる機会をつくるなど、地域全体のコーヒー産業の発展にも大きく貢献してきた人物です。2020年亡くなりましたが、その情熱は息子と娘へと受け継がれています。


Los Pirineosの品質を支えているのは、こうした人々の情熱だけではありません。農園にはTecapa火山を見渡す人工の台地があり、そこに広大な乾燥ベッドが設けられています。一日を通して降り注ぐ太陽の光と、西から吹く風を利用することで、コーヒーを均一かつ安定して乾燥させることができます。設備の清潔さや精製工程の管理にも細心の注意を払い、長年培ってきた技術と新しい挑戦の両方を大切にしています。


Gilbertoさんが残した言葉に、「Coffee is the industry of friends.(コーヒーは、友人たちによって成り立つ産業である)」 というものがあります。生産者とバイヤー、そしてコーヒーを楽しむ人々とのつながりを大切にしてきたBaraonaファミリー。その想いと、世代を超えて積み重ねられてきたコーヒーづくりが、今もLos Pirineosの一杯に息づいています。


今回ご紹介するのは、Los Pirineos農園で生産されたPink BourbonのNaturalプロセスです。水による選別で密度の低いチェリーを取り除いた後、果肉を残したままプラスチックバッグに入れ、好気的な環境で一晩休ませます。翌日、チェリーを乾燥棚やレイズドベッドに広げ、20〜25日間かけてゆっくりと乾燥させていきます。目標とする含水率は10〜12%。乾燥後もチェリーの状態で保管され、輸出前に脱殻されます。

Los Pirineos農園には、Tecapa火山を見渡す広大な乾燥スペースがあります。一日を通して降り注ぐ太陽の光と、西から吹く風を利用することで、均一で安定した乾燥を実現。長い歴史の中で培われてきた生産技術と、恵まれた乾燥環境。その両方を生かしてこのコーヒーはつくられています。


ピンクブルボンらしい華やかな酸味を残しながらも、しっかりと甘さを感じられるコーヒーにしたい。そんな思いから、今回は普段の浅煎りよりも少しだけ深めに焙煎してみました。焙煎の前半はしっかりと火力をかけ、ピンクブルボンらしい明るい酸味を引き出すことを意識しました。そこから少しずつ火力を落としながら、このコーヒーが持つ味わいの豊かさを表現できるように調整。焙煎の終了温度も普段の浅煎りより2℃ほど高く設定し、酸味と甘さのバランスを整えています。


実は今、ちょうどこのコーヒーを飲みながら商品紹介を書いています。今日は、飲み口に厚みのある湯呑みと、口当たりの薄いアロママグの2種類で飲み比べているのですが、これがまた面白い。

飲み口の厚い湯呑みでは、ドライフルーツやアーモンドチョコレートを思わせる、甘く少し重厚感のある味わいが口の中にゆったりと広がります。口当たりもとろっとしていて、なめらかな質感が心地よい印象です。一方、飲み口の薄いアロママグでは、レッドアップルやチェリーのような甘酸っぱさが、よりジューシーに感じられます。後味にはほんのりスパイスのニュアンスも残り、明るさと複雑さを併せ持った一杯に。


同じコーヒーなのに、カップを変えるだけでこんなにも印象が変わるのは、本当に面白いですね。焙煎から1ヶ月ほどエイジングすると、それぞれのフレーバーがより綺麗に感じられるようになると思います。ひとつのカップの中に、いくつもの味わいが隠れているコーヒーです。ぜひ、お気に入りのカップを変えてみたり、温度による変化を楽しんだりしながら、いろいろな角度からこのコーヒーの魅力を見つけていただけたら嬉しいです。

BEANS DATA 農園・プロセス

農園 Los Pirineos
生産者 Diego Baraona
エリア Tecapa Chimaneca, Usulután
標高 1,300– 1,600m
品種 Pink bourbon
生産処理 Natural
味わい Red Apple, Raisins, Almond Chocolate, Walnuts, Brown spice,Round
焙煎度 中浅煎り
エイジング 焙煎日から24日後からがおすすめです。

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We hope you enjoy our coffee wherever you are!