日常に寄り添う中深煎りコーヒー
Brazil Sitio da Torre
Philocoffeaにご来店いただき、ありがとうございます。
ブラジルのコーヒーのご紹介です。
シティオ・ダ・トーレ農園はカルモデミナス地方、マンティクエイラ地区に位置し、1,100m〜1,300mの高地にコーヒーが植えられています。 4世代に亘る家族経営の中で伝統的なナチュラルやウォッシュドのコーヒーの生産を続けながら、新たな試みも続けているそうです。
農園主のCoriさんは、丁寧な栽培により素晴らしいクオリティーを生み出すという信念を掲げており、収穫の終わった後も木々の状態をこまめにチェックしながら各々の木々に合わせ入念な手入れを行っています。 Coriさんの丁寧なケアにより、過去にはカップオブエクセレンスの14位にも輝きました。
今回ご紹介のコーヒーはナチュラルプロセスです。乾燥は伝統的なセメントパティオを使い、敷き詰められたパーチメントは日に何度も攪拌され、丁寧にじっくりとそして均一に乾燥されます。栽培区画ごとに管理されたロットはすべてナンバリングされ、それぞれのロットがどのように生産処理されたか、詳細なトレーサビリティー情報を入手することができます。
サステナビリティーの観点から人と農園周辺の自然環境の関係をとても大切にしており、品質と生産性の更なる向上にも努めているのです。
焙煎は中深煎りに仕上げました。
カッピング会でこのコーヒーに出会った時、ナッツやチョコレートのような甘さに加えてシトラスのような明るい果実味が印象的でした。
お手軽で日常的に楽しみやすく、休日にはご褒美にスイーツと合わせてゆっくりコーヒータイムを過ごしていただけたらいいな。との思いで中深煎りをイメージしつつ購入を決めました。
焙煎を進めるにあたり、このお豆の良さでもあるシトラス系のフレーバーを残しつつ、深煎りらしい甘味と苦味も楽しめるよう調整しました。様々なスイーツとも合わせやすいようにバランスのとれたマイルドな味わいに仕上げました。
焙煎序盤は優しく熱を加えながらじっくりと酸味と質感を形造り、後半にかけて豆の膨らみ、香や色合いを注意深く観察しながら、やや火力をあげることで中深煎りらしい味わいと厚みが出るよう微調整しました。
焙煎調整の過程でサンプルをカッピングした粕谷から「プロユースだね(美味しくドリップするのが難しそうという意味です)。Philocoffeaらしい中深煎りに仕上げてほしい!」とのコメント。
改めてPhilocoffeaらしい深煎りのコーヒーとは何かを考えながら試行錯誤を重ねていきました。中深煎りでも果実感が感じられ、冷めても口当たりがよく、余韻がきれいに続く、そんな一杯を目指して仕上げました。
そして、皆様のお手元にコーヒー豆が届いた際に、ご自宅でも美味しくコーヒーを淹れやすく楽しみやすいコーヒーであることも大切にしました。
生産者の方から受け取った大切なコーヒー豆。焙煎はコーヒーの印象を左右するとても責任のある工程の一つですね。
ドリップしてみると、カカオニブやアーモンドのような香ばしさに加えてほのかにシトラスや焼きリンゴのような甘さが楽しめます。口当たりも丸みがあり、冷めるにつれて甘さが徐々に増していき、厚みのある味わいに。スイーツとのペアリングにもおすすめのコーヒーです。
日常に溶け込む、親しみやすいブラジルのコーヒー。
ぜひお試しください。