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エチオピアのコーヒーのご紹介です。

<Arbegona Ficho>
エチオピア南部、シダマゾーンに属するアルベゴナ地区は、標高2,200-2,350mという非常に高い場所に位置し、国内でも有数の高地コーヒー生産地のひとつです。冷涼な気候と豊かな土壌、日較差の大きい気温によってチェリーはゆっくりと成熟し、豊かな糖度と複雑なフレーバーが育まれます。この地域では、小規模生産者たちが1-2ヘクタールの農園を伝統的な農法で丁寧に管理しています。2021年のエチオピアCOE(カップ・オブ・エクセレンス)では、この地域からいくつかのコーヒーが入賞を果たし、注目を集めました。

今回ご紹介するのは、アルベゴナ地区に比較的新しく設立されたウォッシングステーション「Ficho」から届いたロットです。Tri-Up社での買い付けは昨年に続き2年目。チェリーの熟度管理や精製プロセスは年々洗練されているそう。現在も収穫や加工に関する教育が継続して行われていることから、今後さらなる品質向上が期待されています。

焙煎は浅煎りで仕上げました。水分値が高い数値だったため、最初は高い投入温度で焙煎してみたのですが、マウスフィールがやや弱く、飲みごたえに欠ける印象がありました。そこで、投入温度を少し下げつつ、火力を継続的にしっかりかけるプロファイルに修正したところ、つるんとした質感を持つ魅力的なエチオピアに仕上がりました。「これをすればうまくいく」という正解がなく、毎回異なるのが焙煎の面白さでもあります。

抽出中のドリッパーの香りをぜひ嗅いでみてください。ベルガモットのようなすっきり華やかな香りが鼻孔をくすぐります。思わず「落ち着く…」と感じてしまう、この香り。これだからエチオピアはやめられません。
淹れたてはストーンフルーツや紅茶のような甘く華やかな味わい。少しずつレモンキャンディーのような柑橘系のすっきりした味わいに変化していきます。フルーティーで酸味のあるコーヒーですが、ブラウンシュガーのような甘みと滑らかな質感がいい塩梅でマッチしています。爽やかなエチオピアウォッシュトは、これからの季節アイスコーヒーでごくごく飲むのもおすすめです。

これからが楽しみな「Ficho」から届いたロット。
洗練された華やかな味わいを、ぜひお楽しみくださいませ。

<豆情報>
WS:Ficho
生産者:Small Farmers
エリア:Arbegona, Ethiopia
標高:2,300-2,350m
品種:74110
生産処理:Washed
味わい:White peach, Black tea, Lemon candy, Brown sugar, Walnut , Smooth

焙煎度:浅煎り
エイジング:焙煎日から21日後からがおすすめです。

<FOR WORLDWIDE SHIPPING>
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261 Ethiopia Arbegona Washed

販売価格 1,550円(税込1,674円)
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