ご来店ありがとうございます。
オーナーの粕谷です。

Philocoffeaではおなじみになってきた感じがあるドミニカの豆。
304と同じくPico Duarte農園から、こちらはブラックハニープロセスです。
中浅煎り程度に仕上げて軽快なニュアンスをもたせながら、
ブラックハニープロセスらしいしっかりとしたフルーティーなフレーバーを引き出しています。
良いコーヒーは高い、という原理原則に基づいた素晴らしいコーヒーです。

<ブラックハニープロセス>
コーヒーはチェリーの状態で収穫されて、その後のプロセス(精製工程)を経て、生豆となっていきます。
そのプロセスによって、味わいというのが大きく変わるものなのですが、プロセスを大きく分けると3つ。
ナチュラル、ウォッシュド、ハニー(パルプドナチュラル)です。
それぞれにもたくさん種類があるのですが、ハニープロセスは面白く、色で区別されます。
ブラック、レッド、イエロー、ホワイトなどです。
これはチェリーの果肉を履いだあと、種子の周りについた粘着質(ミューシレージ)というものをどれだけ付着させた状態で乾燥させるかという、粘着質の付着率で呼び名が変わるのです。
より多く残していればブラック、ほとんど残していなければホワイト、といった具合です。
発酵槽につけて水で洗い流してしまい、粘着質をまったく残さないのがウォッシュドですね。
つまり、ブラックハニーはナチュラルにかなり近い状態で乾燥させます。
しかし、果皮がない状態で粘着質がむき出しのまま乾燥させるので、わりと発酵が促進されてわがままフレーバーになることが多いように思います。
(個人の感想です笑)
その代わり、管理が難しく手間がかかるので、値段が上がっていきやすくもあります。
Philocoffeaでは初めてのBlack Honey。
この複雑なフレーバーに触れてみると、またひとつスペシャルティコーヒーの世界の奥深さを覗けるかもしれません。

<特徴>
お客様の気を引くためにも複雑なフレーバーを前面に説明したいところだけど、
本当に良質なコーヒーの良さはそんなところじゃないんです。
こういう素晴らしいコーヒーの良さはクリーンカップ、口当たりの質の高さ、バランス感覚にあります。
複雑でわかりやすいフレーバーのコーヒーを飲むとプロも含め多くの方はそれだけで感動すると思いますが、私はそのフレーバーの強さに騙されないように心がけています。
そこに見え隠れするクリーンカップを感じ取るようにします。
そして、やはり素晴らしいコーヒーは必ずクリーンで、まったく濁りなく複雑なフレーバーをそのままに表現してくれるのです。
ああ、、こういうコーヒーに出逢っちゃうからコーヒーってのはやめられないんですよ。

<焙煎のこだわり>
ここ1年間くらいはかなり品質の良い豆はあえて深煎りにしてきたことが多かったです。
Philocoffeaの常連さんならきっと、うんうん、と頷いたことでしょう笑
この豆も本当に品質がいいので逆に深煎りにしたいと思ってしまうんですが、
その気持ちをグッと堪えて中浅煎り程度に仕上げることで、
素直にトップスペシャルティーらしい複雑なフレーバーを楽しんでいただこうと思いました。
直球勝負で、美味い、と言わせようと思っています。

<味の説明>
ほとんど味の説明をしてこなかったですが、ここでシンプルに説明します。
ラズベリーやブラックベリーを思わせる甘酸っぱさ。
温かいうちに感じるのは桜のような華やかな香り。
徐々にイチゴのフレーバーも現れて、ジャスミンのような香りも感じられるようになります。
質感は厚みがあり、甘さのボリュームを増してくれます。
このどれもがクリーンカップによって、見事に表現されて、
複雑なフレーバーを容易にキャッチさせてくれるでしょう。

<一言>
美味いです。

<豆情報>
農園名:Don Alfredo - Projecto Pico Duarte(ピコ・ドゥアルテ)
生産者:Alfredo Diaz(アルフレッド・ディアス)
エリア:Pico Duarte, Sienaga, Manabao, La Vega
標高: 1,775m
品種:Red Catuai(レッドカトゥアイ)
生産処理:Black Honey(ブラックハニー)
味わい:Raspberry, Blackberry jam, Cherry blossom, Floral, Jasmine, Sticky MF
    (ラズベリー、ブラックベリージャム、桜、イチゴ、フローラル、ジャスミン、スティッキー)

箱は別売りになります

303 Dominica Pico Duarte Black Honey
ドミニカ ピコ・ドゥアルテ ブラックハニー

販売価格 1,700円(税込1,836円)
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