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中国雲南のコーヒーのご紹介です。
Dehong の販売は3年目ですね、毎年の定番商品となりつつあります!

<雲南省徳広(デーホン)地区>
中国の西南辺境に位置し、少数民族がたくさん生活している地域です。雲南省のコーヒー栽培は主に怒江(サルウィン川)、瀾滄江(らんそうこう)、紅河(こうが)、金沙江(きんさこう)等の流域周辺、約800m ~1,800mの熱帯地域に分布されています。全体的に地形が複雑で、昼夜の温度差が大きく、気候も多様な地域です。(気候区分について調べてみたら、北部は温帯性気候、南部は熱帯性気候そしてその中間の地域は亜熱帯性気候に分かれていて本当に複雑でした…。)
デーホン地区はその雲南省の北部に位置し、南亜熱帯雨林気候に属しています。今まではコモディティコーヒー(インスタントコーヒーなどに使用されるコーヒー)の産地として知られていたのですが、近年スペシャルティコーヒーの生産も始まっています。
ここまでいろいろ書いたのですが、詳しい情報は、MOUNTAIN MOVER のサイトがとても分かりやすいので、ぜひご覧ください!
こちら:MOUNTAIN MOVER


こちらのコーヒーは徳広(デーホン)熱帯作物研究所と連携して、コーヒー専用の酵母を使用したハニープロセス。徳広熱帯作物研究所はコーヒー品種改良や苗の育成、プロセスの研究に力を入れており、雲南省のコーヒー産業の発展に貢献しています。
今回のハニープロセスはまず完熟したコーヒーチェリーを収穫し、洗浄した後に果肉を取り除きます。ミュシレージのついたパーチメントコーヒーと果肉を一緒に水の入れたタンクに入れ、同時にコーヒー専用の酵母を投入。150時間発酵させ、その後乾燥工程に移ります。2023年からMOUNTAIN MOVERの自社農園になったため、農園主と積極的に交渉し、発酵の調整を行っているそうです。昨年と同じく、繊細かつ華やかなフレーバーをお楽しみいただけます。

毎年仕入れているコーヒーはいつも生豆の状態と昨年のプロファイルの傾向を参考に調整を行っています。そんな感じで焙煎したサンプルローストは、バランスはいいもののややユニークなフレーバーが引き出し切れていない印象。投入温度を少し高く設定し、全体の焙煎時間も15秒ほど短くすることで、フレーバーやアシディティを引き出せるように調整を行いました。

ユニークな豆ですが、今年で3年目の取り扱いということもあり、「懐かしい!」という気持ちが先に出てきます(笑)。ライチや桃のようなみずみずしい果実感に、烏龍茶やくるみを思わせるやさしい甘さが重なり、鮮やかなフレーバーを心地よく支えています。
コーヒーというより、お茶に近いような感覚で楽しめる一杯。
華やかさと飲みやすさが共存し、思わずするすると飲み進めてしまいます。

雲南はまだ新しい産地ですが、こうして毎年安定して高品質のコーヒーを届けてくれることに、産地の方々の尽力を感じます。今年もまた、このDehongらしい瑞々しさと甘さを引き出しました。ぜひ、ゆっくりとその個性を味わってみてください。

<豆情報>
農園名:YUAN YI YUAN Coffee Farm
生産者:源一原(YUAN YI YUAN)
エリア:Dehong, Yunnnan
標高:1400-1580m
品種: Catimor P4 (7963)
生産処理:Yeast Fermentation Honey
味わい:Lychee, White Peach, Aloe, Oolong Tea, Walnut, Silky, Round

焙煎度:浅煎り
エイジング:焙煎日から10日後からがおすすめです。

<FOR WORLDWIDE SHIPPING>
Please visit the URL below:
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We hope you enjoy our coffee wherever you are!

284 China Yunnan Dehong Yeast Fermentation Honey

販売価格 2,800円(税込3,024円)
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