移り変わる東京の街のように、変化するブレンド
TOKYO BLEND
Philocoffeaにご来店いただき、ありがとうございます。
011 TOKYO BLEND 2607 のご紹介です。
数量限定販売となります。
期間内の場合でも、一定のご注文数に達した場合は販売を終了する場合がございます。
※挽きの状態をご希望の場合は、ご希望の挽目(細挽き/エスプレッソ用・中挽き/ドリップ用・粗挽き/フレンチプレス用)を備考欄にご記入ください。
「TOKYO BLEND」は、常に進化を続ける東京の姿を映し出したブレンドコーヒーです。
年間を通じて同じ味わいを提供するのではなく、コーヒー豆を入れ替えながら、ゆるやかに変化していくのが特徴です。ベースとなるのは、華やかな浅煎りのコーヒー。個性が際立つ豆を厳選し、飲む温度帯によってもフレーバーの移ろいを感じられるよう仕上げました。一口、もう一口と、変化を楽しみながら味わうひとときが、日常を少し上質にしてくれるはずです。
<2607 ブレンド内容>
・Colombia Las Flores農園 Pink bourbon Washed
・Colombia El Rincon農園 Pink bourbon Washed
普段は焙煎所に勤務している焙煎チームの私たちですが、今年の2月に東京の銀座コーヒーフェスティバルにて2日のみ店頭に立たせていただきました。
普段はなかなかお客様と接する機会が少ないのですが、この時は直接皆様とお話ができ忙しい中でも、とても楽しかったのを覚えています。
その際にTOKYO BLEND 202602を先行販売していたのですが、沢山の方が毎度楽しみに待ってくださっていたり本当に美味しい!とコーヒーの感想を伝えてくださいました。そこで前回の2603からはなるべく合間が空かないようにリリースの準備を進めて参りました。
今回のTOKYO BLEND、テーマは“新緑”。少し遅れてしまいましたが、桜の季節が終わる頃、初夏に差し掛かる時にフレッシュな青葉が太陽で輝いて見える。そんな瞬間をイメージして作りました。
味わいはライムやキウイのようなグリーンフルーツを思わせる、フレッシュさを楽しんでいただけます。
このコーヒーで皆さまが段々と暑くなっていく季節にフレッシュで爽やかな気持ちになれたら嬉しいです。
使用したコーヒーはコロンビア2種です。El Rincon農園とLas Flores農園それぞれで育ったPink bourbonをブレンドしました。
コロンビアと言えば、この品種を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。コーヒーチェリーがピンク色に熟し華やかな風味を持つことが特徴とされています。
このコーヒーはコロンビアの生豆輸出会社のEquation Coffeeから購入しました。
アジア担当のトマスさんは、大学時代は日本に留学される程の日本好きです。
実際に焙煎所にお越しくださり、コロンビアのコーヒー事情やEquation Coffeeについて丁寧に教えてくださったことが印象的でした。
持続可能性というテーマは昨今どの業界でも頻繁に耳にしますが、Equation Coffeeは生産者へ利益がしっかりと還元される仕組み作りを徹底しています。輸送費や手数料、その他の中間業者にかかる費用等が差し引かれることなく、生豆の現地購入額の協同組合の手数料を引いた額である約99%がコーヒー生産者の方に還元されています。また生産者の方々と一緒に土壌環境の改善にもつとめています。コーヒーが作られ輸出させるまでに関わる人々に対して、仕事が続けられるように雇用面のサポート体制も手厚くされており、コーヒーや自然に対してだけでなく、コーヒーに関わる”人”も大切にされています。
ブレンドの比率は、TOKYO BLENDらしい個性を残しつつ、どんな方でも飲みやすいよう表参道店のバリスタスタッフの意見を取り入れながら、細かく調整を重ねました。
Las Flores農園 JhoanさんのPink bourbonは、このコーヒーの持つライムやグリーンキウイのようなフレッシュな果実味と鮮やかな酸味をしっかりと感じるように、前半からしっかりと熱を入れ、短時間の焙煎で仕上げました。
El Rincon農園 Fabian AcevedoさんのPink bourbonは、シトラスの果実味にブラウンシュガーのようなしっかりとした甘さが印象的でした。こちらはマイルドで甘さがしっかりと強調されるように、ゆっくりと優しく熱を入れ、焙煎終了時の豆の温度も数度高くしました。
2種類のコーヒーがお互いを損ねることなく補完し合うよう風味の強弱を微調整していきました。
季節の移ろいとともに、変化する木々の色。新緑のようなフレッシュな、この時だけのTOKYO BLENDをぜひお楽しみください。
※ご注文が集中した場合、商品の発送までにお時間をいただくことがございます。
お届け希望日があるお客様は、配送方法に「ヤマト運輸」をご選択のうえ、備考欄にご希望の納品日をご記入ください。ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
*Las Flores農園
ラス・フローレス農園の歴史は、1990年にエディルベルト・ベルガラとヌビア・アジュレ夫妻が、2ヘクタールの土地に初めてコーヒーを植えたことから始まりました。家族の未来を築くという夢を胸に、情熱を持ってコーヒー栽培に取り組みます。
1998年には農園全体への植栽が完了し、5人の子どもたちはコーヒーとともに成長していきました。そして2006年、ヌビアは「Cup of Excellence」で16位に入賞。この快挙は家族に大きな自信をもたらし、スペシャルティコーヒーへの挑戦をさらに加速させました。
幼い頃から農園で育った息子の一人であるジョアンは、コーヒーへの探究心を深め、「種からカップまで」すべての工程を理解したいと考えるようになります。農業教育機関SENAで先進的な農業技術とコーヒー精製の理論を学び、その知識を農園へ還元。Java、Pink Bourbon、Maracaturra、Castillo、Tabi、Bourbon Sidraなど、多様な品種を導入し、高地の環境を活かした個性豊かなコーヒーづくりに挑戦してきました。
兄弟たちもそれぞれの役割を担っており、発酵や乾燥工程の研究を進め、品質の安定化に貢献しています。一方ジョアンは、新しい精製方法の開発や海外市場への展開を担当し、ラス・フローレス農園のコーヒーを世界へ届けています。
2019年には、Pink Bourbonで「Master of Coffee」コンペティションに出場し、162名の参加者の中から見事優勝。この結果をきっかけに韓国へ招かれ、国際オークションでも高い評価を獲得しました。これにより、ラス・フローレス農園の名前は世界のスペシャルティコーヒー市場に広く知られるようになります。
現在、ラス・フローレス農園は、持続可能性、革新性、そして品質へのこだわりを体現する農園として発展を続けています。ジョアンはコーヒーづくりを磨き続けるだけでなく、次世代へ知識を伝えることにも力を注いでいます。
彼にとって、一杯のコーヒーは単なる飲み物ではありません。
それは、家族の努力、情熱、そして土地への深い愛情を語る、一つの物語なのです。
*El Rincon農園
ファビアン・アセベドは、祖父母の代から続くコーヒー農園で生まれ育ちました。幼い頃からコーヒーに囲まれて育ち、両親であるアルバロとトリアナからコーヒーづくりを学びました。両親は2006年からスペシャルティコーヒーの生産に力を注ぎ、高品質なコーヒーづくりに取り組んできました。
一度は別の道を歩んだファビアンでしたが、コーヒーの持つ奥深さと、精密な工程が生み出す品質の素晴らしさを再認識し、家業へと戻ります。そして、両親が築き上げてきた技術をさらに磨き上げることに情熱を注ぎました。
農園の恵まれた気候と土壌を活かしながら、収穫から発酵、乾燥に至るまでのすべての工程を徹底的に管理しています。細心の注意を払ったチェリーの選別、緻密に管理された発酵、そして丁寧な乾燥工程は、農園における大切な日々の営みとなっています。
ファビアンにとって、コーヒーの価値とは、一粒一粒に注がれた努力と品質そのものなのです。そして、お客様が一杯のコーヒーの中に、その長年の努力を感じ取ってくれることが、何よりの喜びであり、家族の歩みが認められる瞬間でもあります。
また、彼と家族は、その土地の環境に適したコーヒー品種の更新にも積極的に取り組み、持続可能で高品質なコーヒー生産を未来へとつなげています。
ファビアンにとってコーヒーは、単なる仕事ではありません。それは人生そのものであり、情熱であり、そして受け継いできた家族の遺産である、次の世代へと繋いでいく大切な使命なのです。
一回一回の収穫は、経済的な成果だけでなく、自身の成長と地域社会とのつながりを実感する機会でもあります。品質と持続可能性への揺るぎない信念を胸に、ファビアンは今日も、一粒一粒のコーヒーと真摯に向き合っています。