土地の恵みと家族の情熱に育まれた、
華やかで甘みあふれるゲイシャ
Finca Clara Luz
Philocoffeaにご来店いただき、ありがとうございます。
エクアドルのコーヒーのご紹介です。
香港での催事にて販売していた、3月30日焙煎の豆を数量限定でご用意しました。
なお、海外向けラベル・100g包装のままの発送となります。
会員登録いただいているお客様には、20%オフでお求めいただけますので、ぜひこの機会をお見逃しなく。
1935年、ネプタリ・ゴンザレス氏とクララ・ルス・ヒメネス氏によって拓かれたこの農園は、数十年にわたり家族の暮らしを支えてきました。1990年代にはコーヒー価格の低迷や病害の影響により一時停滞しますが、2014年に次世代が立ち上がり、再びスペシャルティコーヒーへの道を歩み始めます。伝統を大切にしながら、ゲイシャをはじめとする新たな品種の栽培や精密なプロセス管理に取り組み、現在では「Golden Cup」「Best of Loja」「Cup of Excellence」など数々の受賞歴を誇る農園へと成長しました。
農園を支えるセルビオ氏は、もともと海岸地域でバナナ栽培に携わっていましたが、故郷ロハに戻り、コーヒー栽培に情熱を注ぐようになりました。2024年の収穫では、体調を崩した父に代わり、息子のフアン氏がカッピング会に参加。「父の味を自分の手で焙煎し、届けたい」と新たな夢を語ってくれました。世代を超えて受け継がれる想いが、このコーヒーには込められています。
このFinca Clara Luzに魅せられ、毎年訪れ続けているのが、私が尊敬する焙煎士であり友人でもあるRurukuna Inkの望月光さんです。毎年届けられる彼の訪問記録からも、この農園の魅力が伝わってきます。
農園は山の斜面に沿って区画ごとにコーヒーが植えられ、在来種のシェードツリーや午後に現れる霧が強い日差しから木々を守っています。豊かな土壌と自然環境に支えられたこの土地では、オレンジやパパイヤ、バナナなどの果樹も育てられており、その生命力の高さがコーヒーの品質にも表れています。
セルビオ氏は農学者としての知識を活かし、土壌づくりや環境への配慮を重視。除草剤を使用せず、土地の持つ力を最大限に引き出す栽培を行っています。近年ではエチオピア系統のHeirloomやTypica Mejoradoの栽培にも取り組み、さらなる品質向上を目指しています。収穫量の変動や気候の影響と向き合いながらも、より良いコーヒーを追求する姿勢は変わりません。
長い年月をかけて育まれてきた土地と、世代を超えて受け継がれる想い。
そのすべてが、この一杯に詰まっています。
昨年に引き続き、2回目のお取り扱いとなります。
しっかりとした甘みにはこの土地の力強さを、クリーンな後味には丁寧な仕事ぶりを。人、土地、品種。テロワールの魅力が詰まった素晴らしい一杯です。
その魅力を最大限に引き出すため、浅煎りで仕上げています。焙煎の前半ではしっかりと火力を入れ、フローラルやベリーのような華やかな風味を引き出しつつ、早い段階で火力を調整し、後半はゆったりと時間をかけながら全体のバランスを整えていきます。
焙煎の後半は...1ハゼが早く温度上昇率も緩やかに変化していくため、火力を落としすぎないよう注意しながら、甘さをしっかりと感じられる味わいに仕上げました。(1ハゼ以降は、つい呼吸を忘れそうになる瞬間です。)
香港の催事でも大好評のエクアドル。粕谷をはじめ、Philocoffeaのスタッフもお気に入りの一杯です。豆を挽いた瞬間から、りんごやカシスを思わせるフルーティーな香りが広がります。温かいうちは、ゲイシャ種らしいフローラルな香りと、青リンゴのような爽やかで軽やかな味わい。温度が少しずつ下がるにつれて、カシスのようなベリー感が現れ、赤い果実を思わせる印象へと変化していきます。浅煎りでありながら、ハチミツのようなやさしい甘さが全体を包み込み、最後の一口までバランスよく楽しめる一杯です。
土地の恵みと家族の情熱に育まれた、華やかで甘みあふれるゲイシャの味わいをぜひお楽しみください。