Philocoffeaにご来店いただき、ありがとうございます。
以前販売していた228 China Yunnan Baoshanが大好評で、終売の際に惜しむ声を多数頂きました。いつも本当にありがとうございます。今回は、異なる産地で同じプロセスを採用したコーヒーのご紹介です。

<LINCANG(臨滄)>
臨滄市は雲南省の西南部に位置しています。西に徳広や保山に接し、西南部分はミャンマーと接近しています。複雑な地形を持ちながら、地域内に瀾滄江(らんそうこう)が流れているため、霧などの形成による立体的な微気候(Microclimate)がコーヒー栽培に適しています。豊富な霧と雨は土壌の湿潤を保ちながら豊かな日照を受けられる地域です。そのおかげでコーヒーの品質が毎年安定しており、生産量も年々増えています。まろやかなフレーバーが特徴で、精製処理技術も先端であり、特に近年多くのスペシャルティコーヒーのマイクロロットや実験性発酵がここで実施されています。
秋珀(QIU PO)農園は5年前からスペシャルティコーヒーに力をいれ始め、格段にコーヒーの品質が向上しました。そして現在では、雲南で開催されている生豆の品評会で数年連続優勝している実力のある農園です。

<Wine Yeast Fermentation Natural>
昨年リリースした228 China Yunnan Baoshanと同じプロセスですね。 ワイン発酵に使用されている酵母種数は約150(サッカロミセス・セレビシエとサッカロミセス・バヤヌスなどなど…)、多くの種類の中からコーヒーの発酵に適した酵母を選び、プロセスを施しています。まずイーストを純水で活性化させた後、洗浄後のコーヒーチェリーに投入し、水に浸した状態で食品級のステンレスタンクに密封。150時間の嫌気性発酵が完了したら、チェリーの状態のまま乾燥を行うナチュラルプロセスを行っています。目標のカップ表現を達成するために試行錯誤を重ね、農園の設備や環境を考慮し、気候、温度、湿度などによって発酵時間を調整しているそうです。

洋酒のような独特な味わいがクセになる、雲南のWine Yeast Fermentation Natural。ユニークだけど最後まで飽きずに飲めるように、バランスに注意して焙煎しています。水分値は12%弱と高めだったので投入温度をやや高く設定して、火力は徐々にあげながら複雑な味わいを引き出せるように調整しました。焙煎中もチェリーのようなフルーティーな香りがして面白いコーヒーです。

見た目はしっかり深煎りで、淹れたては深煎りらしい苦味とチョコレートのような甘さが感じられます。温度が落ちるにつれてダークチェリーやドライフィグのようなフルーツの印象に。黒蜜のようなしっかりとした甘さもあり飲みやすい一杯です。さらに温度が落ちてアルコール感が出てきても美味しいので、ゆっくりと温度変化をお楽しみください。

スタッフ曰く、以前の228 China Yunnan Baoshanをオーツミルクを使用してホットラテにするとバナナシフォンケーキのような味わいになったそう。(終売してから聞いて試せなかった中の人...ぐぬぬ...)ユニークな味わいはアレンジでより面白くなる可能性を秘めています。今回の250 China Yunnan Lincangもぜひ様々なアレンジをお試しくださいませ。

<豆情報>
農園名:QIU PO Coffee Farm
エリア: Lincang, Yunnan
標高: 1,650-1,750m
品種: Catimor
生産処理:Wine Yeast Fermentation Natural
味わい:Dark chocolate, Dark cherry, Dried figs, Molasses, Full body, Brandy, Round

焙煎度:深煎り(焙煎から14日後からおすすめです)

<FOR WORLDWIDE SHIPPING>
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I hope you would enjoy our coffee wherever you are!

250 China Yunnan Lincang
Wine Yeast Fermentation Natural

販売価格 1,500円(税込1,620円)
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