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エクアドルのコーヒーのご紹介です。
在庫少なめなので、気になる方はお早めに..!

<Finca Soledad>
農園主のPepeさんは、全大陸の最高峰を制覇した初のラテンアメリカ人登山家です。人生における情熱を大切にしてきた彼は、その情熱をコーヒー栽培に注ぐことを決意し、Finca Soledadを立ち上げました。農園名の「Soledad」はスペイン語で「孤独」を意味し、山を登る中で感じた孤独を象徴しています。

Pepeさんは自然や宇宙の力を深く信じており、その考え方は彼の栽培・精製に対する哲学にも色濃く反映されています。農園では自然の力を最大限に活かすため、人の手を極力加えないようにしています。一方で、健康なコーヒーを育てるには健全な農園とエコシステムが欠かせないことも理解しており、多様な植物を植えて生物多様性を高める取り組みも行っています。
現在、Soledadでは自然の森の中でコーヒーが育てられており、年々動植物の種の数が増えています。これは農園の持続可能性や健全性を高めていくうえで、とても重要なことです。

数年前に粕谷が農園を訪れた際、Pepeさんと話をする中で、彼が一本一本の木を本当に大切にしていることが強く伝わってきたそうです。Pepeさんはとても優しい人であり、その優しさは人だけでなく自然にも向けられています。自然を心から愛する彼の姿勢は、自然を尊重し、必要以上に手を加えない農園づくりにも表れています。

今回のプロセスは、まずコーヒーチェリーは、開放環境の中で好気性発酵させ、酸化による発酵を促進します。その後、果肉を除去し、ミューシレージをつけたまま密閉タンクで48時間発酵させます。洗浄後は、間接的な日光と直射日光の両方を使って、合計21日間かけて乾燥を行ったそうです。伝統的なウォッシュトに近いプロセスですね。

Sidraは個人的に焙煎難しい品種の一つです。Sidra種らしいしっかりとしたマウスフィールを出すために前半に火力をかけたいのですが、焙煎時間が短いと単調で物足りない味わいに。そこに生豆の状態(水分値や密度)も考慮すると...いつも頭を悩まされます。今回は前半2分強までしっかりカロリーをかけて、そこからだんだん火力を落としメイラードタイムを長めにして調整しています。焙煎度合いは浅煎りで、みかんのような甘いシトラスフレーバーがお楽しみいただけます。

つるんとした質感とジューシーなみかんを思わせる味わい。何も聞かずにブラインドで飲んだら、ゲイシャかも、と思うようなフローラルな香り。ちょうど香港の催事でハンドドリップで淹れていたのですが、テイストチェックで飲んで思わず"うまっ"と声が漏れました。フレーバーの派手さはないのですが、滋味深い。少しだけ細かめに挽いて淹れるとよりSidra種らしい厚みのある液体がお楽しみいただけると思います。

Pepeさんの哲学と自然の恵みが重なり合った一杯。
優しく柔らかく、そっと寄り添う味わいです。

<豆情報>
Farm:Finca Soledad
Producer: Pepe Jijon
Area: Imbabura
Altitude: 1,550m
Varietal: Sidra
Process:Washed
Flavor notes: Tangerine, Jasmine, Round, Red Apple, Honey, Juicy

焙煎度:浅煎り
エイジング:焙煎日から15日後からおすすめです

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524 Ecuador Finca Soledad Sidra

販売価格 6,000円(税込6,480円)
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