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＜El Proceso＞
このロットは、ウイラ県ヒガンテの農園「El Proceso」で生産されたピンクブルボンです。プロデューサーであるペドロ・ムニエル氏は、長年にわたり高品質なコーヒーの生産に情熱を注ぎ続けています。
インポーターであるHaiz Coffeeとこのロットとの出会いは、地域のリーダー的存在であるオランドさんからの紹介がきっかけでした。彼が「ぜひ試してみてほしい」と手渡してくれたサンプルをドライの状態で確認した瞬間、「これはヤバい。絶対にすぐ確保しなければ」そんな焦りにも似た直感が走ったそうです。カッピングする前から、このコーヒーには確かな何かがあるという確信が生まれていました。
実際に現地でカップしたものはその期待をはるかに超えるクオリティ。ピンクブルボンは近年、ゲイシャと遺伝的に最も近い品種であることが判明していますが、このロットにはその特徴が明確に表れていたそうです。華やかでエレガントな香り、みずみずしい果実味、そしてピンクブルボンらしい柔らかな甘さが美しいバランスで調和しています。

私もカッピング会でこのコーヒーを飲んだ時に、いきいきとした酸味とそれを支える甘さ、華やかな後味に、ビビッときてすぐに購入を決めました。購入後にいただいた農園情報を読んで、Haiz Coffeeの方も同じように感じていたことに驚いたのですが、そのくらい魅力のあるコーヒーです。

焙煎は浅煎りで、ジューシーな酸味と、それを支える甘さのバランスにこだわって調整しました。酸味と甘みの両方が程よくあることで、コーヒーに奥行きが生まれます。

マンダリンオレンジのようなジューシーな酸に、きび糖のようなやさしい甘さが寄り添い、より一層その酸味を引き立てています。オレンジの印象が強いのですが、熟した柿やカシスのような風味も感じられます。フレーバーだけ見るとケニアのコーヒーのようにも思えますが、後味に残るハーバルな余韻から、どこかコロンビアらしさも感じられます。

カッピング会でビビッときた一杯。
イキイキとした酸味が心地よく、目が覚めるようなコーヒーです。
ペドロさんの情熱が詰まったEl Procesoのピンクブルボン、ぜひ味わってみてください。

＜豆情報＞
農園：El Proceso
生産者：Pedro Muriel
エリア：Gigante Huila, Colombia
標高：1,660m
品種：Pink Bourbon
生産処理：Washed
味わい：Mandarin orange, Cane sugar, juicy, Japanese persimmon, blackcurrant, Bright acidity

焙煎度：浅煎り

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