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中国雲南のコーヒーのご紹介です。

昨年初めて販売したのですが、そのフルーティーな味わいが記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。実際に、販売終了後も再販のお問い合わせをたくさんいただいた商品です。
中国・雲南省というとお茶のイメージのほうが強いですよね。しかし雲南省は、近年スペシャルティコーヒーの産地としても注目を集めています。昨年飲んだ方も、まだ体験していない方も、ぜひ一度お試しください。

<雲南省徳広(デーホン)地区>
中国の西南辺境に位置し、少数民族がたくさん生活している地域です。雲南省のコーヒー栽培は主に怒江(サルウィン川)、瀾滄江(らんそうこう)、紅河(こうが)、金沙江(きんさこう)等の流域周辺、約800m−1800mの熱帯地域に分布されています。全体的に地形が複雑で、昼夜の温度差が大きく、気候も多様な地域です。(気候区分について調べてみたら、北部は温帯性気候、南部は熱帯性気候そしてその中間の地域は亜熱帯性気候に分かれていて本当に複雑でした…。)
デーホン地区はその雲南省の北部に位置し、南亜熱帯雨林気候に属しています。今まではコモディティコーヒー(インスタントコーヒーなどに使用されるコーヒー)の産地として知られていたのですが、近年スペシャルティコーヒーの生産も始まっています。
ここまでいろいろ書いたのですが、このコーヒーを取り扱っているMOUNTAIN MOVERさんのサイトがとても分かりやすいのでぜひお時間ある方覗いてみてください!
こちら:MOUNTAIN MOVER


こちらのコーヒーは徳広(デーホン)熱帯作物研究所と連携して、コーヒー専用の酵母を使用したハニープロセス。徳広熱帯作物研究所はコーヒー品種改良や苗の育成、プロセスの研究に力を入れており、雲南省のコーヒー産業の発展に貢献しています。
今回のハニープロセスはまず完熟したコーヒーチェリーを収穫し、洗浄した後に果肉を取り除きます。ミュシレージのついたパーチメントコーヒーと果肉を一緒に水の入れたタンクに入れ、同時にコーヒー専用の酵母を投入。150時間発酵させ、その後乾燥工程に移ります。昨年のものと発酵工程自体は変わりませんが、チェリーの選別をより細かく行い品質の向上に努めたそうです。(確かにハンドピックを行っている製造のスタッフからも、去年より欠点豆が少ない...!との声がありました)

昨年の焙煎プロファイルを参考にしながら、今年は水分値が9.6%と少し低めなことに注意して焙煎を行いました。プロセス由来の華やかなフルーツフレーバーを引き出すため全体の焙煎時間は9分強で浅煎りで仕上げています。

袋を開けた瞬間、今年もライチのような香りに出会えます。ライチや白桃のような瑞々しいフルーツを彷彿させる味わい。後味はお茶のような穏やかな余韻が感じられ、くどさがなく飲みやすいです。華やかだけどどこか落ち着く味わい。また、昨年よりも質感が綺麗になっており、スムースでつるんとした口当たりをお楽しみいただけます。(チェリーの選別の精度を上げた効果が現れていますね...!)

農園との連携やプロセスの研究によって年々品質が上がっている雲南のコーヒー。
これからの変化がさらに楽しみになる一杯です。

<豆情報>
農園名:YUAN YI YUAN Coffee Farm
生産者:源一原(YUAN YI YUAN)
エリア:Dehong, Yunnnan
標高:1400-1580m
品種: Catimor P4 (7963)
生産処理:Yeast Fermentation Honey
味わい:Lychee, White peach, Aloe, Oolong Tea, White wine, Smooth, Round

<FOR WORLDWIDE SHIPPING>
Please go to the URL below.
https://en.philocoffea.com
I hope you would enjoy our coffee wherever you are!by

227 China Yunnan Dehong
Yeast Fermentation Honey

販売価格 2,000円(税込2,160円)
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