Philocoffeaにご来店いただき、ありがとうございます。
前回の011 TOKYO BLEND 2509 ゲイシャブレンドが大好評で、あっという間の終売でした。
いつもありがとうございます。
本日は、011 TOKYO BLEND 2510 のご紹介です。
10/30(木)-11/5(水)の期間限定販売となります。
※ご注文が集中した場合、商品の発送までにお時間をいただくことがございます。
お届け希望日があるお客様は、配送方法に「ヤマト運輸」をご選択のうえ、備考欄にご希望の納品日をご記入ください。ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
<TOKYO BLEND>
移り変わる東京の街のように、変化するブレンド。
「TOKYO BLEND」は、常に進化を続ける東京の姿を映し出したブレンドコーヒーです。
年間を通じて同じ味わいを提供するのではなく、コーヒー豆を入れ替えながら、ゆるやかに変化していくのが特徴です。ベースとなるのは、華やかな浅煎りのコーヒー。個性が際立つ豆を厳選し、飲む温度帯によってもフレーバーの移ろいを感じられるよう仕上げました。一口、もう一口と、変化を楽しみながら味わうひとときが、日常を少し上質にしてくれるはずです。
<2509 ブレンド内容>
・El Salvador Santa Rosa Pacamara Washed
・El Salvador Santa Rosa Pacamara Honey
・Colombia El Placer Pink Bourbon "Midnight Bloom"
毎年定番の El Salvador Santa Rosa Pacamara、
今年も春の時点でサンプルをいただき、安定のおいしさに迷わず購入を決めていました。
毎年これほど高いクオリティを保ち続けていること、本当にすごいことだと思います。農園に感謝です。
このパカマラで「TOKYO BLEND」を作れたらいいなと以前から考えていて、生豆が届いてすぐに試作をスタート。まずはパカマラのみでブレンドを組んでみたのですが、少し繊細すぎて全体がぼんやりした印象に。「もう少しこのパカマラの良さを引き出すには…」と思い、生豆倉庫を眺めていたところ、スパイシーな風味をもつピンクブルボン(ロット名 Midnight Bloom)を発見。やや個性的なコーヒーですが、パカマラと合わせることで良いアクセントになるのではと思い、サンプルローストを行いました。
ブレンドしてみると、パカマラの持つフローラルな香りがローズのように華やかに変化し、
ピンクブルボンのスパイシーでユニークなフレーバーを、パカマラのしっかりとしたマウスフィールが支えてくれました。お互いの個性が引き立ち合い、より立体的で心地よい味わいに。
ローズやハニーの甘やかな香りに、オレンジやライム、グレープのような明るい果実感。
しっとりとしたパカマラの口当たりの中で、ピンクブルボンがきらりと輝きます。
季節や時間の流れとともに変わり続ける「TOKYO BLEND」。
秋の空気のように穏やかで、ゆっくりと移ろう味わいをお楽しみください。
*El Salvador Santa Rosa Pacamara Washed
Producer:J.Raul Rivera
Farm:Santa Rosa
Area:Chalatenango / San Ignacio
Altitude:1,600m
Varietal:Pacamara
Process:Washed
*El Salvador Santa Rosa Pacamara Honey
Producer:J.Raul Rivera
Farm:Santa Rosa
Area:Chalatenango / San Ignacio
Altitude:1,600m
Varietal:Pacamara
Process:Honey
エルサルバドル屈指の優良農園、Santa Rosa。Cup of Excellence など品評会でも数々の受賞歴があり、世界的に高い評価を受けている素晴らしい農園です。(2014年、2017年、2019年のCOEで優勝)Philocoffeaの終売商品アーカイブを見てみると、ほぼ毎年購入していることがわかります。安定した品質の良さ...今年もWashedとHoneyをどちらも購入しました。
Santa Rosa農園はエルサルバドルの最北西部、ホンジュラスとの国境に近いラ・パルマのすぐ近く、エルサルバドル最高峰のエル・ピタルの斜面に位置しています。
1979年から、Jorge Raul Rivera Sr.によりこの地域でのコーヒーの栽培はスタートしました。当時のエルサルバドルは内戦の真っ最中だったため、多くの土地が安く売られており、これに乗じてRaul氏はいくつかの土地を購入。戦後、エルサルバドルが再び落ち着きを取り戻したタイミングでFinca Santa Rosaとなる土地を購入し、戦後の復興に向けた政府の補助金を受けて、松の木材の栽培を開始しました。最初は木材が輸出できるレベルまで生育するのに10年かかるため、空いたスペースを利用し、エルサルバドル発祥の種であるパカマラを植えたのがSanta Rosaでのコーヒー生産のきっかけとなります。内戦の影響で、土地としては手付かずの状態が長かったため、パカマラ生育の一助にもなりました。現在時点でも試験的にうえられている苗木などを除いては、ほぼパカマラが植えられています。
また Raul 氏はチャラテナンゴ地区の生産者組合の代表で、近隣農家へのプロセスサポートや農事指導なども行っており、地域社会に貢献する取り組みにも積極的です。Qグレーダー資格も所持しており、アメリカへの留学経験もあって英語も堪能なため国内だけでなく、世界的に活躍しています。
*Colombia El Placer Pink Bourbon "Midnight Bloom"
Producer:Sebastian Ramirez
Farm:El Placer
Area:Quindio, Colombia
Altitude:1,750 - 2,000m
Varietal:Pink Bourbon
Process:Anaerobic Natural
El Placerは、コロンビアのQuindioに位置し、4世代にわたって家族経営で運営されている歴史ある農園です。現オーナーのセバスティアン・ラミレス氏は、コロンビアの伝統的なコーヒー生産に新しい風を吹き込み、革新的なプロセスと品質向上に取り組んでいます。彼のもとで生み出されるコーヒーは、個性が強く、豊かなフルーツフレーバーを特徴とし、従来のコロンビアコーヒーの枠を超える存在として注目されています。ラミレス氏は微生物の働きを綿密に管理し、自然でありながら繊細かつ再現性のある風味を目指しています。
今回の"Midnight Bloom"では、完熟チェリー(95%)とわずかに半熟(5%)の実を選別し、200時間にも及ぶ低温嫌気発酵(18℃で二酸化炭素を充填した密閉タンク内)を実施。時間と温度を精密に管理することで、チェリー由来の香りを最大限に引き出しながら、透明感のある酸と滑らかな質感を生み出しています。
乾燥は2段階に分けて行われます。まず約20日間、温度40℃・湿度25%の環境でマルケシーナ(高床式・屋根付き乾燥場)にて乾燥。その後、黒い網網のシートである「ポリソンブラ」をかけ、さらに約5日間ゆっくりとスロードライ。最後にグレインプロ袋で15日間の安定化(スタビライゼーション)を経て脱穀・ハンドピックされます。自然の力と人の技術の調和を体現した鮮やかなコーヒーです。
<For customers living abroad.>
Please go to the URL below.
https://en.philocoffea.com
I hope you would enjoy our coffee wherever you are!